エアロバイク知識

エアロバイクの負荷方式3種を比較|マグネット式は30分まで?

「エアロバイクの商品ページにある”マグネット式””電磁式””摩擦式”って、結局なにが違うの?」

機種を絞り込む段階で、多くの方がここでつまずきます。カタログには仕組みの説明しか書かれておらず、それが自分の生活にとって何を意味するのか(長く漕げるのか、部品交換は要るのか、高いのか)が書かれていないからです。

結論から言うと、家庭用で迷ったらマグネット式で問題ありません。ただし「マグネット式は連続30分までしか使えない」という、あちこちで見かける説明は正確ではありません。この記事では実際に35型番のメーカー公式スペックを1つずつ調べ、負荷方式ごとの本当の違いと、よく語られる通説のどこが間違っているのかを検証しました。

結論|エアロバイクの負荷方式は3種類。まずここだけ押さえる

エアロバイクの負荷方式とは、ペダルを重くする仕組みのことです。家庭用では主にマグネット式・電磁式・摩擦式の3種類が使われており、「金属の円盤(フライホイール)に何かを触れさせて止めるか、触れずに止めるか」で性格が大きく分かれます。

迷ったらマグネット式

  • 磁石を近づけて重くする(触れない)
  • 部品が擦れないので消耗品が出ない
  • 家庭用の主流。1.5〜3万円台が中心
  • 連続使用時間は機種で大きく違う

狙った強度を保ちたいなら電磁式

  • 電流の大きさで磁力を変える
  • 負荷を細かく刻める/プログラム走行向き
  • コンセントが必須。5万円以上が中心
  • 日本で買える機種が極端に少ない

重く踏みたいなら摩擦式

  • パッドを押し当てて止める(触れる)
  • ゆっくり漕いでも重さが出る
  • スピンバイクに多い方式
  • パッドが消耗品。交換前提で選ぶ

この3つの違いを、次の表で一気に確認してください。

【比較表】マグネット式・電磁式・摩擦式を9項目で比較

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項目マグネット式電磁式摩擦式
止め方永久磁石を近づける(非接触電磁石の磁力を変える(非接触パッドを押し当てる(接触
静かさ◎ 負荷部から音が出ない◎ 負荷部から音が出ない△ 擦れる音が出る
負荷の調整8〜24段階のダイヤルが主流16〜36段階など細かく刻める無段階(ノブの締め具合)
ゆっくり漕いだ時重さが出にくい重さが出にくい◎ 遅くても重い
連続使用時間機種によって30分〜180分(方式では決まらない)60分(国内で買える1機種の値)30分〜180分と機種差が大きい
消耗品なしなしフェルトパッド(交換前提)
電源手動式は不要/電動調整式は必要必須不要
実売価格の幅約1.5万〜11万円約6.7万円(国内1機種)約1万〜4.8万円
向いている人家庭で無理なく続けたい人設定した強度を機械に保ってほしい人低回転で重く踏み込みたい人

ここから先は、なぜこの違いが生まれるのかを仕組みから見ていきます。「もう結論は分かった」という方は、この章を飛ばして次の「【独自調査】マグネット式=連続30分は本当か」へ進んでいただいて構いません。

そもそも負荷方式とは?ペダルが重くなる仕組みを図解で解説

3方式すべてに共通するのが、ペダルとつながって回っているフライホイールという金属の円盤です。この円盤の回転をどうやって邪魔するか、その手段の違いがそのまま負荷方式の違いになります。

マグネット式|磁石を近づけて「渦電流」で重くする

(永久磁石ブレーキ図): 永久磁石式ブレーキの仕組み。回転する円盤とすき間を空けてN極・S極の永久磁石が配置され、ノブで磁石との距離を調整する。近づけると重く、遠ざけると軽くなる。磁石は円盤に触れておらず、ノブが動かすのは磁石との距離のみ

マグネット式は、フライホイールの近くに永久磁石を置き、ノブやレバーでその距離を変える方式です。磁石を近づけるほど重くなります。

ここで多くの解説が「磁石が円盤を引きつける力で重くなる」と書いていますが、これは正確ではありません。実際に起きているのは渦電流(うずでんりゅう)ブレーキという現象です。金属の円盤が磁石のそばを高速で通過すると、円盤の内部に電磁誘導で渦を巻く電流が発生します。この電流は「元の動きを妨げる向き」に磁場を作るため(レンツの法則)、結果として回転にブレーキがかかります。渦電流式ブレーキは鉄道車両などにも使われている、確立した仕組みです。

この「触れていない」という一点から、マグネット式の性格がすべて決まります。

擦れる部分がないので、負荷装置から音が出ない(聞こえているのはベルトやベアリング、風切り音です)
摩耗する部品がないので、交換部品が発生しない
✅構造が磁石とワイヤーだけなので、安く作れる
✅止まっている時の制動力はゼロで、速く回すほど重くなる(=ゆっくり漕ぐと重さが出にくい)

電磁式|電流の大きさで磁力そのものを変える

(電磁ブレーキ・コイル図): 電磁ブレーキの仕組み。回転する円盤にコイル(電磁石)がすき間を空けて配置され、電源につながっている。電流を強めると重く、弱めると軽くなる。磁石を動かさず磁力の強さを変える方式で、電気による制御が可能

電磁式も、ブレーキの原理はマグネット式とまったく同じ渦電流です。違うのは磁力の作り方だけ。永久磁石を機械的に近づける代わりに、コイルに電流を流して電磁石を作り、電流の大きさで磁力そのものを変えています。

「磁石を動かす」という機械の動作が要らないので、コンピュータが1秒間に何度でも負荷を変えられます。これが電磁式の本当の強みです。

  • ✅負荷を細かく刻める(36段階といった細かい設定が可能)
    ✅坂道を模したプログラム走行ができる
    設定したワット数を機械が保ってくれる(回転が速くなったら自動で軽く、遅くなったら重くして、一定の強度を維持する)
    ✅ワイヤーやリンク機構がないので、経年で調整がずれにくい

なお、電磁式の説明として「ペダルが1回転する間、360度ずっと負荷が一定」という表現をよく見かけますが、これは技術的に正確とは言えません。ペダル1回転の中で重い・軽いが生まれる主な原因は、上死点・下死点で力が入りにくいという人間の脚の構造側にあり、負荷装置を電磁石に替えても解消しないためです。これを滑らかにしているのはフライホイールの慣性であって、負荷方式ではありません。電磁式の価値は「一定になる」ことではなく、「狙った強度をキープしてくれる」ことだと考えてください。

弱点はシンプルで、コンセントが必須なことと、制御基板や電源回路を積むぶん本体価格が上がることです。そして後述しますが、そもそも日本で買える機種が驚くほど限られています。

摩擦式|パッドを押し当てて止める

(フェルトパッド摩擦ブレーキ図): フェルトパッド式ブレーキの仕組み。回転する円盤にフェルトパッドが直接触れており、ノブで締めると重く、ゆるめると軽くなる。パッドが円盤に直接触れているため重さに上限がなく、摩耗が生じる

摩擦式は、ウールフェルトなどでできたパッドをフライホイールに直接押し当てて止める方式です。自転車のブレーキシューでリムを挟むのとほぼ同じ理屈で、違うのは「軽くブレーキをかけたまま漕ぎ続ける」点だけです。

古い方式に見えますが、本格的なスピンバイクに摩擦式が残り続けているのには物理的な理由があります。摩擦によるブレーキの強さは「パッドを押し付ける力 × 摩擦係数 × 円盤の半径」で決まり、押し付ける力はノブのネジ機構でいくらでも増やせるからです。ネジは小さい力を大きな力に変える増幅装置なので、手首をひねるだけで相当な押し付け力が作れます。

さらに決定的なのが、摩擦の強さは回転の速さに関係しないという点です。渦電流を使うマグネット式・電磁式は「速く回すほど重くなる」=裏を返せばゆっくり漕ぐと原理的に軽くなってしまうのに対し、摩擦式はゆっくり踏んでも重いまま。だから立ち漕ぎ(ダンシング)や、低い回転数で重く踏み込むトレーニングができます。ロードバイク乗りの方が冬場の室内練習に摩擦式スピンバイクを選ぶのは、これが理由です。

代償は2つ。接触面がそのまま音源になることと、パッドが確実に減ることです。パッドは摩耗するだけでなく、表面がテカって効きが落ちることもあり、手入れや交換が前提の方式になります。摩擦式を検討している方は、ハイガーのスピンバイク全5モデル比較で、どのモデルが摩擦式なのかを確認しておくと選びやすくなります。

補足|ベルト式は「摩擦式の親戚」です

4つ目の方式としてベルト式が挙げられることがあります。これはゴム製のベルトをフライホイールに巻き付け、張力で締める方式で、分類上は摩擦式の仲間です。最も安く作れる一方、負荷の上限が低く調整幅も狭く、ベルト自体が消耗品になります。ゴムは熱に弱いため、長時間の使用でベルトが傷むという指摘もあります。現在の家庭用エアロバイクではほとんど見かけなくなりました。

補足|負荷方式を選んでも、解決しない部分があります

ここまで読むと「非接触の方式を選べば音の問題は全部片づく」と思えますが、そうではありません。負荷装置から音が出なくなっても、本体が揺れて床に伝わる分は残ります。ここはマットなど設置側で対処する領域です。

しかも困ったことに、メーカーは騒音の数値をほとんど公表していません。今回アルインコの公式製品ページを15件確認しましたが、騒音値(dB)を明記していたページは0件、フライホイール重量を明記していたページも0件でした。数値を出しているのは一部の新興ブランドだけで、読者が「dBで比較しよう」としても比較対象が揃わないのが実態です。

そのため当サイトでは、実際に音を測って記事にしています。設置環境が気になる方はエアロバイクの音を実測した検証記事と、床に伝わる分を抑える専用マットの選び方を先に読んでおくことをおすすめします。

【独自調査】「マグネット式=連続30分まで」は本当か?35型番を調べました

負荷方式の解説で必ず出てくるのが、「マグネット式は連続30分までしか使えない」という説明です。理由としては「強力な磁界が発生して熱を持つから」と書かれていることが多いのですが、これは物理的に正しくありません。

熱を出しているのは磁界ではなく、渦電流が金属の中を流れるときに生じるジュール熱で、その熱量は漕いだ人の仕事量そのものです。100Wで漕げば100W分の熱が出る——これは摩擦式でもベルト式でもまったく同じで、マグネット式に固有の現象ではありません。

では「30分」という数字はどこから来ているのか。実際に調べてみました。

マグネット式32型番のうち、連続使用時間が30分だったのは15型番(46.9%)。そしてその15型番は、すべてアルインコの据え置き型(アップライト/リカンベント/X型)でした。アルインコ以外のマグネット式17型番のうち、30分制限だったものは0型番です。
メーカー・区分調査数連続使用時間
アルインコ(アップライト/リカンベント/X型)15型番全機種30分
アルインコ(スピンバイク BK1521)1型番60分
DAIKOU3型番全機種60分
MERACH2型番約60分
FITBOX/HAIGE/STEADY4型番100〜120分(1型番は記載なし)
BARWING7型番全機種100〜180分
【調査概要】実施日:2026年8月8日/対象:家庭用エアロバイク・スピンバイク35型番(マグネット式32・電磁式1・摩擦式3)/方法:メーカー公式サイトおよび公式直販ページに記載された公称スペックを1型番ずつ確認。公称値が確認できなかった項目は集計から除外。
※連続使用時間はメーカーの公称値であり、実測値ではありません。同一型番でも販売時期により仕様が改訂される場合があります。

結果は明快でした。「マグネット式だから30分」ではなく、「アルインコの据え置き型だから30分」だったのです。同じマグネット式でも、BARWINGの機種は100〜180分、FITBOXやHAIGEは100〜120分と、6倍近い開きがあります。

もし方式そのものが原因なら、マグネット式で180分使える機種は存在しえません。つまり連続使用時間を決めているのは負荷方式ではなく、ベアリングやフライホイールをどこまで作り込んでいるか、というその機種のグレードだと考えられます(この点についてメーカーの技術資料は公開されておらず、断定はできません)。

読者にとっての実務的な結論はこうです。カタログの「連続使用時間」は、方式ではなく機種ごとに必ず確認してください。「マグネット式だから30分しか使えない」と諦めて選択肢を狭める必要はまったくありませんし、逆に「マグネット式を買ったから60分漕げるはず」と思い込むのも危険です。

まとまった時間しっかり漕ぎたい方は、この点を購入基準に据えるのが正解です。ダイエット目的で選ぶなら連続使用60分以上を推奨する理由もあわせてご覧ください。

摩擦式で見落とされがちな「パッドは本当に買えるのか」問題

摩擦式のデメリットとして「パッドが消耗品」と書かれているのはよく見かけます。しかし実際に困るのは消耗することそのものではなく、減ったときに交換部品が手に入るかどうかです。ここを書いている記事がほとんどないので、こちらも調べました。

摩擦式を扱う6メーカーを確認したところ、純正の交換パッドが一般に販売されていることを確認できたのは2社(HAIGE・IROTEC)。しかもIROTECは本体の購入履歴がないと注文がキャンセル扱いになる仕組みで、制限なく普通に買えるのは実質1社(HAIGE)だけでした。HAIGEは「SB-P001」という品番でパッドを流通させており、Amazon・楽天・Yahoo!の公式店で通常購入できます。

残る4メーカーについては、パッド単品の販売ページを見つけられませんでした(存在しないと確認できたわけではなく、公開された販売ページを確認できなかった、という意味です)。

これは摩擦式を選ぶ際の、かなり実務的な判断材料になります。「摩擦式は消耗品がある」ではなく「摩擦式を選ぶなら、補修部品を売っているメーカーを選ぶ」が正しい理解です。この観点だとHAIGEは買いやすい部類に入ります。

✅摩擦式のまま継続している機種:HG-YX-5001ver2(摩擦式・無段階負荷)HG-YX-5006S
✅パッドを含めた寿命の考え方:エアロバイクの寿命と故障のサイン

  • なお市場全体としては、摩擦式からマグネット式へ移行する流れがあります。象徴的なのがHG-YX-5006で、2026年のモデルチェンジで摩擦式からマグネット式に変わりました。同じ型番で方式が入れ替わった珍しい例なので、方式の違いが実際の使用感にどう出るかを知るには格好の教材です(HG-YX-5006の新旧比較はこちら)。

電磁式が「日本ではほとんど買えない」という現実

ここは正直にお伝えしたい部分です。負荷方式の解説記事の多くが「本格派には電磁式」と書いていますが、日本の家庭用市場で電磁式を選ぶという選択肢は、事実上ほとんど存在しません。

価格.comのフィットネスバイク一覧を負荷方式で絞り込むと、掲載数はこうなります。

負荷方式掲載機種数実質的な選択肢
マグネット式30機種ほぼここから選ぶことになる
摩擦式2機種スピンバイク中心に少数
電磁式1機種アルインコ AFB7218 のみ

唯一の電磁式であるアルインコAFB7218は、電磁負荷方式・36段階・連続使用60分・実売6.7万円前後という仕様です(2026年8月時点)。負荷の細かさは確かに際立っていますが、連続使用時間は60分で、これはマグネット式のDAIKOU各機種やアルインコBK1521と同じ値。BARWING(100〜180分)やFITBOX(120分)より短いくらいです。

つまり、「電磁式だから長時間使える」という通説は、今の日本市場のデータでは支持できません。母数が1機種では統計的な主張が成り立ちませんし、その1機種すら最長ではないからです。連続使用時間は方式ではなく、メーカーの設計思想で決まっている——ここでも同じ結論になります。

そしてもう1つ、購入時に必ず引っかかる罠があります。「電動」と「電磁」は違います。DAIKOU DK-8920のように「電動負荷方式」と表記される機種がありますが、これは永久磁石をモーターで動かすマグネット式であって、電磁式ではありません(価格.comの分類でもマグネット式です)。「電源が必要=電磁式」という見分け方は成立しないので注意してください。

広い負荷幅と多機能を求める方は、方式にこだわるより負荷段数と連続使用時間で多機能モデルを比較するほうが、現実的に良い1台にたどり着けます。

価格で比べる|「マグネット=安い、電磁=高い」は成り立ちません

もう1つ崩れた通説が価格です。今回調べた範囲での実売価格の幅は次のとおりでした。

マグネット式:約14,800円(BARWING BW-FNBM01)〜 約111,494円(DAIKOU DK-1030A)
電磁式:約67,370円(アルインコ AFB7218。国内唯一)
摩擦式:約9,980円(Sun Ruck SR-FB801)〜 約47,890円(DAIKOU DK-SP726)

  • マグネット式だけで7倍以上の価格差があり、しかもマグネット式の上位機(DK-1030A 約11.1万円、DK-8328R 約9.3万円)は、唯一の電磁式(約6.7万円)より高いのです。

価格を決めているのは負荷方式ではなく、形状(リカンベントは高い)・フレームの作り・モニター機能・負荷段階数といった総合的な作り込みです。「電磁式は高いから諦めよう」「マグネット式は安物」という発想は、選択肢を無駄に狭めるだけになります。

予算を軸に選びたい方は、15,000円以内で買えるエアロバイクから確認するのが早道です。省スペースを重視するなら折りたたみのX型(ほぼ全機種がマグネット式です)を集めた折りたたみX型エアロバイクの選び方もどうぞ。

目的別|あなたが選ぶべき負荷方式はこれ

ここまでの内容を、目的から逆引きできる形にまとめました。

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こんな人おすすめ理由
予算2万円以内で始めたいマグネット式この価格帯の選択肢がほぼマグネット式に集中している
ダイエットのために毎日続けたいマグネット式負荷は十分。消耗品が出ないので維持費がかからない
1回1時間まとめて漕ぎたいマグネット式
(据え置き型以外)
方式ではなく機種で決まる。連続100分以上の機種を選ぶ
部品交換を一切したくないマグネット式
/電磁式
非接触なので負荷装置に消耗品が発生しない
電源が取れない場所に置きたいマグネット式
(手動)/摩擦式
電磁式はコンセント必須なので選べない
低い回転数で重く踏み込みたい摩擦式摩擦は回転速度に依存せず、ゆっくりでも重さが出る
ロードバイクの冬場の練習に使いたい摩擦式立ち漕ぎ・高トルク練習が可能。パッド供給のあるメーカーを選ぶ
設定した強度を機械に保ってほしい電磁式ワット一定制御ができる唯一の方式。ただし国内の選択肢は極小

実際の機種選びに進む方は、家庭用の主戦場であるアルインコのマグネット式おすすめ5選から見ていくのが最短です。定番の1台なら背もたれ付きのAFBX4451、コンパクトさ重視ならAFBX4721のレビューが参考になります。

よくある質問

Qエアロバイクの負荷方式とは何ですか?
Aペダルを重くする仕組みのことです。ペダルとつながって回っている金属の円盤(フライホイール)の回転を、どうやって妨げるかの手段の違いを指します。家庭用では磁石を近づけるマグネット式、電磁石を使う電磁式、パッドを押し当てる摩擦式の3種類が主流です。
Qマグネット式と電磁式は何が違いますか?
Aブレーキの原理はどちらも同じ渦電流で、違うのは磁力の作り方だけです。マグネット式は永久磁石を機械的に近づけて調整し、電磁式は電流の大きさで磁力そのものを変えます。電磁式は機械が負荷を細かく制御できるぶん、設定した強度を保つといった芸当ができますが、コンセントが必要で価格も上がります。
Q「マグネット式は連続30分まで」と聞きましたが本当ですか?
A正確ではありません。当サイトでマグネット式32型番の公称スペックを調べたところ、30分だったのは15型番(46.9%)で、そのすべてがアルインコの据え置き型でした。アルインコ以外のマグネット式17型番に30分制限は1つもなく、100〜180分の機種も存在します。連続使用時間は負荷方式ではなく機種ごとに確認してください。
Q電磁式は必ずコンセントが必要ですか?
A必要です。電磁石に電流を流すことで負荷を作る仕組みなので、電源なしでは負荷そのものが発生しません。逆に「電源が必要だから電磁式」とは限らない点に注意してください。永久磁石をモーターで動かす電動調整のマグネット式も電源を使います。
Q摩擦式のパッドは交換できますか?費用はどれくらいですか?
Aメーカーによります。今回6メーカーを調べた範囲では、純正パッドの一般販売を確認できたのは2社のみで、制限なく購入できるのは実質1社(HAIGE、品番SB-P001)でした。価格は千円前後から数千円程度です。摩擦式を選ぶなら、機種のスペックだけでなく補修部品が流通しているかを必ず確認してください。
Q商品ページに負荷方式が書かれていません。見分ける方法はありますか?
A確実ではありませんが、次の順で推測できます。①「8段階」「16段階」「24段階」など段階数が明記されていればマグネット式の可能性が高い。②「無段階」かつフライホイール重量(13kg・15kgなど)が強調されていれば摩擦式のスピンバイクの可能性が高い。③電源アダプタが必須なら電磁式または電動調整のマグネット式。なお「電動」と「電磁」は別物なので、電源の有無だけでは判別できません。判断に迷う場合はメーカーに問い合わせるのが確実です。
Qベルト式はマグネット式と何が違いますか?
Aベルト式はゴムのベルトをフライホイールに巻き付けて締める方式で、分類上は摩擦式の仲間です。最も安価に作れる反面、負荷の上限が低く調整幅も狭く、ベルト自体が消耗品になります。非接触のマグネット式とは正反対の性格で、現在の家庭用ではほとんど見かけなくなりました。
Qダイエット目的ならどの負荷方式を選べばいいですか?
Aマグネット式で十分です。ダイエットで重要なのは強い負荷より続けられることで、負荷が足りなくて痩せないというケースはまれです。それよりも「1回どれくらいの時間漕ぎたいか」を先に決めて、その時間に耐える連続使用時間の機種を選ぶほうが効果に直結します。詳しくはダイエット目的の選び方をご覧ください。

まとめ|負荷方式は「触れるか、触れないか」で理解する

エアロバイクの負荷方式は、突き詰めるとフライホイールに何かを触れさせるかどうかの一点です。

マグネット式・電磁式は非接触。だから負荷装置から音が出ず、消耗品も出ません。家庭用の9割はここから選ぶことになります
摩擦式は接触。だから擦れる音とパッドの摩耗が避けられない代わりに、ゆっくり漕いでも重さが出るという他にない長所があります
「マグネット式=30分」「電磁式=長時間」はどちらも成り立ちません。連続使用時間も価格も、方式ではなく機種のグレードで決まります

ABOUT ME
なしパン
エアロバイク研究会職員「なしパン」です。 エアロバイクに特化した専門サイトを運営中。 半年に一度のペースで買い替えて、多くの製品の研究を進めていく予定です。